画面録画 Windows10、Windows8.1以前の違い ソフトや方法も紹介
目次
パソコン(PC)のウェブ(Web)サイトやアプリケーションを使用していて、今見えている画面やエラー画面をすぐに記録するにはスクリーンショットを撮影し、画面を録画するのが手っ取り早く、簡単です。本記事では、Windows11でパソコン(PC)の画面録画する4つの方法やソフトについて解説いたします。また新しくWindows11で追加された新機能やWindows10やWindows7以前との違いについても、本記事でご紹介していきます。
お急ぎの方におすすめの2つの方法
●[Windows]キー+[PrintScreen]キーを使って撮る
※ノートPCなどで[PrintScreen]キーが単体でない方は、[Windows]キー+[Fn]キー+[Prt Scr]キーの3つを同時に押してください。
パソコンの画面全体を自動でクリップボードにコピーします。その後、直接メールやソーシャルメディア(SNS)などに貼り付けることができます。とにかくすぐにスクリーンショットが欲しい時に大変便利です。
撮影した画像は「エクスプローラー」→「PC」→「ピクチャ」の順にクリックして、「スクリーンショット」のファイルフォルダを開くと、スクリーンショットが自動で保存されています。
●[Windows]キー+[Shift]キー+[S]キーを使って撮る
Windows10から使えるようになったショートカットキーです。「Snipping Tool」が起動し、スクリーンショットを撮ります。領域の指定もできるので、不要な部分は省いて撮りたい場合におすすめです。(後述しますがWindows10では「切り取り&スケッチ」というツールが起動します)
1.[Windows]キー+[Shift]キー+[S]キーを同時に押し、「Snipping Tool」を起動させます。(起動すると画面が薄暗くなります。)
2.ツールバーから撮影方法を[四角形の領域切り取り][フリーフォーム領域切り取り][ウィンドウの領域切り取り][全画面表示の領域切り取り]から選択し、マウスを使って画面上で指定します。
3. ファイルを自動的に保存できないため、右下「領域通知」のクリップボードからペイントなどのアプリケーションに貼り付けて利用するか、「Snipping Tool」から手動でファイルを保存する。
次に3で使用した「Snipping Tool」を使った便利な機能を紹介します。
「Snipping Tool」 Windows11で統合された便利な機能
「Snipping Tool」は、Windows XP以降に搭載された標準アプリ&ソフトです。Windows10では「Snipping Tool」と「切り取り&スケッチ」というアプリ&ソフトの2つ搭載されていましたが、Windows11で統合され「Snipping Tool」のみとなりました。
●時間差撮影ができる
ツールバーで[待ち時間なし]をクリックして、[3秒後に切り取り][5秒後に切り取り][10秒後に切り取り]から選択します。(画像)
この状態で、[新規]をクリックすると、指定した時間だけ自由に画面を操作ができるので、この間に画面を撮影したい状態にしておきましょう。時間になると、画面が操作中の状態で停止し、自動的に画面が暗転してSnipping Toolのキャプチャ画面になるので、[ウィンドウの領域の切り取り]など、撮影方法を指定し、その状態を撮影できます。
アプリのメニューなど、通常のキャプチャ操作をすると消えてしまう画面を表示した状態のままキャプチャしたい時は、大変便利な方法です。
●画面録画機能の追加
Windows11より「Snipping Tool」に画面録画機能が追加されました。これまでは「Xbox Game Bar(エックスボックス ゲーム バー)」のみでしたが、「Snipping Tool」でも可能となりました。
1.ツールバーに新設されたスイッチを操作し、モードを[録画]へ切り替えます。
2.続いて[新規]ボタンを押すと「Snipping Tool」ウィンドウが消え、撮影範囲の選択に移ります。撮影範囲を指定が完了すると、[スタート]ボタンがハイライトします。これをクリックするとカウントダウンが開始されます。「0」になると撮影が始まり、ボタンが録画アイコンに変わります。赤い点線で示される領域がキャプチャされるので、この中で録画したい作業を行いましょう
3.録画を終了したい場合は、ツールバーの録画ボタンをクリック。すると、再び「Snipping Tool」ウィンドウが現れ、プレビューが行えるようになります。
クラウド経由で活用する
OneDriveを利用する方法についてもご紹介します。例えば取得したスクリーンショットをクラウド経由で別のPCから参照することが簡単にできます。撮影用PCと編集用PCが別の場合は、この方法が便利です。
通知領域のOneDriveアイコンを右クリックして[設定]を表示し、[バックアップ]の[作成したスクリーンショットをOneDriveに自動的に保存する]にチェックマークを付けます。
これだけで、最初に紹介した[Print Screen]や[Alt]+[Print Screen]で撮影した画像が自動的に[OneDrive]の[ピクチャ]の[スクリーンショット]に保存されます。
ここまではWindows11で画面録画をする方法についてご紹介してきました。次に、Windows10やそれ以前のバージョンとの違いについて解説していきます。
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Windows10、Windows8.1以前との画面録画の違い
元々Windowsの標準では「Print Screen」を使って画面録画をするのが主流でした。そのあとペイントなどに貼り付けて、必要な部分だけをトリミングします。その流れが大きく変わったのはWindows XP以降です。「Snipping Tool」が標準アプリとして搭載され、Windows10以降はショートカットキーで部分録画もできるようになりました。
Windows8.1以前との違い
Windows8.1以前では「Snipping Tool」しかなく、「Xbox Game Bar(エックスボックス ゲーム バー)」も存在しませんでした。従って、スクリーンショットの場合は、[Print Screen]をしたのち、トリミングで編集し、また画面録画するのにも別のアプリを利用するしかありませんでしたが、それが改善されています。
Windows10との違い
1.「切り取り&スケッチ」と「Snipping Tool」が統合
Windows10では前述で紹介したように[Windows]キー+[Shift]キー+[S]キーが使用できるようになりました。以前は「切り取り&スケッチ」というアプリが起動して、画面録画をしていました。
また従来の標準アプリ「Snipping Tool」も存在していたため、ユーザーにとって、どちらが使いやすいかわからなくなっていました。Windows11で「Snipping Tool」に統合され、使いやすくなりました。
メニューもWindows10以前では「Snipping Tool」は、[スタート]→[Windowsアクセサリ]の中にありましたが、Windows11では [スタート]メニューから表示されるようになりました。
2.画面録画機能が可能
これまでは画面録画といってもスクリーンショットのみの撮影で、動画として記録するにはWindows10より標準で利用可能な「Xbox Game Bar(エックスボックス ゲーム バー)」のみでした。Windows11では「Snipping Tool」でも記録できるようになりました。
スクリーンショットを活用して情報活用をしよう
「画面録画 Windows10、Windows8.1以前の違い」と題しまして、ご説明してまいりました。特別な準備が不要で、ショートカットキーを押すだけですぐに画面録画を始められる点が大きな魅力となります。
アプリケーションの操作を動画で撮影すると、文章での説明よりも分かりやすい場合もありますので、活用方法は多くあります。まずは身近なアプリケーションの動画を、Windows 10の画面録画機能で何度か試して録画してみて、使い方を確認してみましょう。
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