• 2023.03.31
  • マニュアル作成を学ぶ

社内で使える無料のマニュアル作成ツールと業務効率化ツール9選

どんな企業にもドキュメントマニュアルや動画マニュアルのような会社の業務や研修のための手順書が多数存在します。社内の業務を円滑に遂行し、会社の規定やルールを理解し、行動規範と法令尊守に導くためのものがマニュアルです。しかしマニュアル作成には時間と手間がかかります。なんとか効率的に社内マニュアルを作る方法はないのでしょうか?そこで本記事ではマニュアル作成ツールや業務効率化ツール、手順書作成の無料ツールを徹底比較し、おすすめの社内で使えるマニュアル作成ツール9選をご紹介いたします。きっとみなさんにピッタリな、マニュアル作成ツールがこの中にあります。

マニュアル作成ツールと業務効率化ツールの違いとは?

マニュアルはパワーポイントやエクセルやワードで作成する企業が数多くあります。画像のコピペを繰り返しながら、吹き出しの説明文を入力していきますので、ドキュメントマニュアルは非常に手間がかかります。最近ではスマホで動画を撮影し、マニュアルに動画を含むケースが増えてきていますし、更新作業も複雑化してきています。

「マニュアル作成の生産性を向上させ、業務を効率化させたい」と企業の責任者や担当者は考えています。そして、社員や顧客に読んでもらえる伝わるマニュアルづくりを標準化したいと思っています。そこで最近、マニュアル作成ツールを検討している企業が増加しているのです。

つまり「ツールを導入してマニュアル作成の業務を効率化したい」と考えている企業は、マニュアル作成ツールと業務効率化ツールは同じようなイメージで探し、検討しています。よって、このようなケースではマニュアル作成ツールと業務効率化ツールの違いはありません。手順書作成ツールは主に、ITシステムやクラウドサービスの利用・作業手順書に使用されるケースが多いでしょう。マニュアル作成ツールも社内システムの利用・作業手順書に使用されますので、同じような意味となります。

一般的には業務効率化ツールの範囲は幅広いため、ワークフローシステムや各業務システムが含まれる場合があります。本記事では「ツールを導入してマニュアル作成の業務を効率化したいと考えている企業」向けのメッセージになりますので、業務効率化ツールを、マニュアル作成ツールに含むと考え、ご説明してまいります。

社内で使えるマニュアル作成ツールが求められる背景 種類もご紹介

どんな企業にも社員や協力会社向けや顧客向けに、マニュアルを作るという仕事は存在します。ざっと、一般的なマニュアルの種類を挙げるだけでも、次のようなものがあります。

マニュアルの種類

  • 業務マニュアル、手順書
  • 製品・サービスマニュアル
  • 引き継ぎマニュアル
  • 新入社員マニュアル
  • 接客マニュアル
  • 研修マニュアル

代表的なマニュアルの種類を挙げましたが、まだまだマニュアルの種類は数多くあります。マニュアル作成担当は設計・技術部門、人事総務部門、情報システム部門、店舗や拠点の本部部門など様々です。マニュアル作成の担当者は、マニュアルを利用者に便利に使ってもらい、目的達成や課題解のために活用してほしいと思っています。‘使われないマニュアル’は無用の長物であり、減らしていきたいと考えているのです。

しかし、マニュアル作成には時間がかかります。しかも、マニュアル作成を担当する部門は大変忙しいです。そしてドキュメントマニュアル作成の手間や動画が含まれてきているため、複雑化しています。そんな中でも組織を円滑に動かせ、活用されるマニュアルづくりをしたいと考えているのです。このような背景から、マニュアル作成ツールを検討している人が増えているのです。まとめると、マニュアル作成担当部門や担当者の要望は次のようになります。

マニュアル作成ツール「iTutor」の
導入後の費用対効果がわかるガイド

マニュアル作成担当部門や担当者の要望

  • マニュアルを作るために時間と手間がかかっている人を楽にさせたい
  • マニュアルで標準化して組織を動かしたい人を楽にさせたい

このような2つの要望を実現できるのが、マニュアル作成ツールです。そこで本記事ではマニュアル作成ツール(業務効率化ツールを含む)を徹底比較し、おすすめの無料ツールにも触れながら、一挙にマニュアル作成ツール6選をご紹介いたします。きっと本記事の中に、みなさんにピッタリはマニュアル作成ツールがあるはずです。

製造業・物流・金融・IT・サービスの10事例を一括ダウンロードできる
iTutor まとめて導入事例集

iTutor(アイチューター) ポイント:ちょうどお手軽なタイプ+動画配信プラットフォーム

マニュアル作成ツール「iTutor」は(株)BluePortが提供しています。‘クリックだけで伝わるマニュアルがすぐできる’ をコンセプトにし、組織を標準化し、担当者を生産性向上に導いてくれるマニュアル作成ツールです。販売開始から10年弱の短期間で2,100社に導入され、累計販売3,500ライセンスの実績があります。ちょうどお手軽なタイプのマニュアル作成ツールと言えるのではないでしょうか?

iTutorは、‘取込’‘編集’‘出力’の3つの簡単なステップで、速くマニュアル作成ができます。またパワーポイント感覚で簡単にできる操作性も、マイクロソフト社のOfiice製品になれた企業には安心です。ドキュメント・動画・eラーニングであらゆる活用シーンに対応できるマニュアル作成ツールです。

導入事例・導入業種は数多くあります。IT企業は自社の業務部門・情報システム部門だけでなく、顧客へのシステム開発部門の双方に導入されています。その他にもサービス業、小売・飲食・コンビニなど拠点数の多い企業への導入事例があります。また製造業の設計・生産部門や化粧品メーカー、銀行・証券・生保損保・ネット銀行・カード会社など、ほとんどの業種・業界で利用されています。

料金はプロフェッショナルエディション66万円が人気No.1のプランとなっており、それよりも安いプランもたくさんあります。iTutorを試したい方に向けて、無料トライアル(21日間利用可能)が用意されています。

また、動画配信サービス「ムーガプラス」との連携により、動画プラットフォームとしても活用できます。iTutorで簡単にドキュメントや動画を作成し、ムーガプラスの動画配信プラットフォームから、eラーニング、セミナー、研修、マニュアル、情報共有などのニーズに対応できます。「マニュアル作成+動画配信」ができる機能拡張を続けているのは嬉しいポイントです。

参照元URL:https://itutor.jp/
      https://plus.mooga.jp/

Teachme Biz(ティーチミービズ) ポイント:動画マニュアル・スマホ

マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」は、(株)スタディストが提供しています。‘手順が見える、伝わる、拡がる’をコンセプトにしたクラウド型のマニュアル作成・共有システムです。スマホを中心に動画の編集が誰でも簡単にできるところが最大の特徴と言えるのではないでしょうか?

また、作成したマニュアルをQRコード化して共有したり、タスクで配信したりできますので、マニュアルをちゃんと見てもらい活用することも意識されています。

導入事例・導入業種は数多くあります。卸売業、小売業、飲食業、宿泊業、製造業、IT・情報通信業と幅広い業種で利用されています。

料金プランはベーシックプラン10万円/月が最も利用されており、別途初期費用が必要となっています。オプションを選べば追加機能やアカウント追加ができます。Teachme Bizを試用したい方に向けて、無料トライアルが用意されています。

参照元URL:https://biz.teachme.jp/

tebiki(テビキ) ポイント:動画マニュアル・スマホ

クラウド動画教育システム「tebiki」は、Tebiki(株)が提供しています。‘現場の教育を動画でもっとかんたんに’をコンセプトにしたクラウド動画教育システムです。スマホで撮影するだけで、誰でもかんたんに動画マニュアルが作成できるところが最大の特徴と言えるのではないでしょうか?

また、外国人スタッフ向けに100カ国以上の言語に自動翻訳できますので、グローバル対応をしている企業に向いています。

導入事例は数多くあります。コールセンター、食品製造販売、化学製品製造販売、資料・介護人材サービス、総合リゾート運営、輸送機械、小売業、飲食業と幅広い業種で利用されています。

料金・価格はホームページには公開されていませんが、月額料金と初期費用で構成されているようです。料金・価格につきましては、お問い合わせをするスタイルとなっていますので、詳しくは下記URLより、お問い合わせください。またtebikiをご検討したい方に向けて、デモ・トライアルが用意されています。

参照元URL:https://tebiki.jp/

Dojo(ドージョー) ポイント:20年以上マニュアル作成ツールを提供

マニュアル作成ツール「Dojo」は、(株)テンダが提供しています。‘マニュアル作成の悩みをかんたん解決!’をコンセプトにしたマニュアル作成ツールです。操作説明書や手順書のような紙のマニュアルから、デジタルなマニュアルを自動作成できるところが最大の特徴と言えるのではないでしょうか?

また、生産性向上や業務効率が改善されることによって、最大96%の工数削減や4倍以上の研修効果やコスト削減にも寄与できます。

累計導入事例企業は3,000社以上あります。製造業や卸売業のような一般的な業種だけでなく、放送事業者や建築・土木等の建設工事、物流倉庫と幅広い業種で活用されています。

料金・価格はホームページには公開されていません。料金・価格につきましては、お問い合わせをするスタイルとなっていますので、詳しくは下記URLより、お問い合わせくださいDojoを試したい方に向けて、無料トライアルが用意されています。

参照元URL:https://tepss.com/dojo/

NotePM(ノートピーエム)  ポイント:社内wikiでナレッジ共有し、マニュアル作成ができる

マニュアル作成・ナレッジ共有「NotePM」は、(株)プロジェクト・モードが提供しています。‘組織のナレッジ共有を成功させるための機能’を中心とした社内wikiやマニュアル作成ができるツールです。強力な検索機能でほしい情報がすぐに見つかり、高機能エディターとテンプレートでマニュアル作成が便利にできるところが最大の特徴と言えるのではないでしょうか?

また、全文検索、ファイル共有、高機能エディターにより、社内マニュアルや業務手順書だけでなく、社内報・社内FAQ、議事録、日報、目標管理・OKRなどの企業の用途に応じた活用シーンに対応できます。

累計導入事例企業は7,000社以上あります。金融や小売、IT・システム開発の業種だけでなく、サポートセンターやコールセンターのお客様との接点が多い業種など、幅広い業種で活用されています。

料金・価格はホームページに公開されています。NotePMの料金は8ユーザー/80GBまで利用できるプランで、4、800円/月額から提供されています。見るだけの参照系ユーザーであれば、ユーザー数の3倍まで無料で利用できます。無料お試し版のNotePMもありますので、詳しくは下記URLよりお問い合わせください。

参照元URL:https://notepm.jp/

kibela(キベラ) ポイント:5名まで無料で使えるツール

情報共有ツール「kibela」は、株式会社ビットジャーニーが提供しています。‘圧倒的な効率化と情報資産化でビジネスの強力な相棒になる!’をコンセプトにした情報共有ツールです。マニュアル作成専門ツールというよりは、業務マニュアル作成もできるだけはなく、プロジェクト管理、議事録、機密情報の情報共有が簡単にできるツールです。なんといってもマニュアル作成ツールとして、無料で利用できるところが最大の特徴と言えるのではないでしょうか?

コミュニティープランは5名までの利用であれば、ずっと無料です。無料ツールとして利用できますが、グループ作成数、容量、機能アップデートなどに制限があります。料金プラン・価格はホームページに掲載されていますので、詳しくは下記URLよりご確認ください。

参照元URL:https://kibe.la/

Microsoft(マイクロソフト) ポイント:無料提供のテンプレート集でマニュアル作成

数多くの企業で利用されているMicrosoft(マイクロソフト)Word・Excel・PowerPoint用として、無料提供されているテンプレート集があります。テンプレートはデザインがシンプルで、とてもわかりいやすので、ぜひ活用してみましょう。マニュアル作成のための無料テンプレート付きのソフトと言えるでしょう。

参照元URL:https://templates.office.com/ja-JP

flouu(フロー) ポイント:ナレッジ共有・社内wikiからマニュアル作成までできる

クラウド情報共有ツール「flouu」はプライズ株式会社が提供しています。社内に散在した情報をひとつに集約し、コミュニケーションやナレッジ活用の効率化をナレッジマネジメントで実現します。作業の効率化では、マニュアル作成などのドキュメントをリアルタイムで同時編集・共有が可能であり、組織外のメンバーに共有するためのゲスト共有機能や編集履歴管理機能を持っています。

料金・価格は1ユーザーの基本料金が660円/月額から提供されています。セキュリティオプションやOCRオプションもあり、初期費用や最低利用期間・最低利用人数はありません。クレジットカードの情報入力が不要の無料14日間お試し版があります。詳しくは下記URLよりお問い合わせください。

参照元URL:https://lp.flouu.work/

Confluence(コンフルエンス) ポイント:AI を活用して作業やドキュメントを作成・共有できる

ナレッジ マネジメント&プロジェクトコラボレーションツール「Confluence」はAtlassian(アトラシアン社)が提供しています。チームのナレッジやノウハウの一元管理ができ、社内wikiとしてチームの情報を管理できます。テンプレートを活用し、マニュアルや議事録などをドキュメント形式で残せるだけでなく、プロジェクト計画やブレーンストーミングを文書化できます。 Atlassian社はオーストラリア本社の会社で英語、日本語、ドイツ語、フランス語、中国語など、様々な多言語に対応をしています。

料金・価格はFreeプランが10ユーザーまで無料、Standardプランは1ユーザー7,900円/月額から提供されています。PremiumプランやEnterpriseプランもあり、機能、セキュリティ、ストレージ、サポート内容によって選べるようになっています。Freeプランですぐに無料で使うこともできますし、Standard プランか Premium プランは 7 日間の無料トライアルがありますので、お試しが可能です。詳しくは下記URLよりお問い合わせください。

参照元URL:https://www.atlassian.com/ja/software/confluence

まとめ

「社内で使える無料のマニュアル作成ツールと業務効率化ツール9選」と題しまして、ご説明してまいりました。マニュアル作成ツールはドキュメントマニュアルや動画マニュアルが簡単に作成できますので、とても便利です。よって有償版のマニュアル作成ツールがどうしても多くなります。ご紹介した通り、無料でマニュアル作成ができるツールもありますので、ぜひ試してみてください。

しかし、マニュアル作成ツール選びで大切なことは「目的に合っていて、社内でしっかり使えるか」という点です。もし「ツールを導入してマニュアル作成の業務を効率化したい」が目的であるならば、目的を達成できるマニュアル作成ツールを選びましょう。

企業に存在するマニュアルの種類は、業務マニュアル・手順書、製品・サービスマニュアル
引き継ぎマニュアル、新入社員マニュアル、接客マニュアル、研修マニュアルと様々です。

マニュアル作成を担当する部門の責任者や担当者が常に考えている、次の2点を解決できるマニュアル作成ツールであれば、課題解決や目的達成ができるのではないでしょうか?

  • マニュアルを作るために時間と手間がかかっている人を楽にさせたい
  • マニュアルで標準化して組織を動かしたい人を楽にさせたい

当サイトでは、マニュアル作成や業務マニュアルづくりを効率化したい方へ、ダウンロード資料を多数ご用意しております。ぜひ資料をダウンロードいただき、伝わるマニュアルづくりを目指すためにご活用ください。

 

※本記事の内容・料金・価格は2023年3月31日の情報を基に作成しています。詳しい内容や料金・価格は各サイトにお問合せください。