• 2023.10.11
  • 生産性向上

その選択ちょっと待った!パソコン動画録画ツールの選び方と解決策

働き方は変わり、私たちの日々の生活だけでなく仕事の在り方にも大きな変化が起こりました。例えば直接人と会えない問題を解決する為にZoomなどに代表されるオンライン会議システムを使ってリモートミーティングを実施し、チームメンバーや関係者とコミュニケーションをとることがすっかり当たり前になってきたのです。そこで、オンライン会議システムだけでなく、会社の規模や形態を問わず世の中にすっかり定着してきた感のある「パソコン動画録画」の効果的な利用についてお伝えしたいと思います。

そもそもオンライン会議システム録画って、どんな製品がお勧めなの?

動画録画ツールも色々ありますが、まずは冒頭でお伝えしたオンライン会議システムとその録画機能についてお伝えしていきます。オンライン会議システムとは一言で言うと、インターネットに接続する環境さえあれば離れた人同士が会議を開けるツールです。

無料~高額な製品まで種類は豊富ですが、このツールのポイントは個人間のプライベートな利用だけでなく、会社対会社の会議の様に、相手がいて成り立つツールという事です。よって、なるべく相手の負担にならないツールを選択するというポイントは外せないでしょう。

まずは利用者の多いツールの中から機能やセキュリティ、予算を考慮して決めるのがお勧めです。ユーザ数の多いオンライン会議システムをいくつかご紹介します。

Google Meet

Googleが提供しているツールです。無料版は録画機能はありません。有料のGoogle Workspaceから音声を含んだ画面録画が可能となっています。選択するサービスの内容にもよりますが、月数百円~メニューがあるので導入しやすいツールです。

Microsoft Teams

マイクロソフトが提供するツールです。何よりパソコンのOS、Windowsを提供するメーカのツールなので安心して利用できます。プライベートなシーンからビジネスシーンまで幅広く活用されています。こちらも音声を含んだ画面録画機能は有償ですが、同じく月数百円~なので導入しやすいツールです。

Zoom

Zoomビデオコミュニケーションズが提供しているツールです。2013年1月にサービス開始から、わずか5カ月で利用者が100万人を突破しています。プライベートでもビジネスでも日本では一番浸透しているツールだと思います。但し動画や音声通話は無料でも、画面録画機能を利用したい場合には有償プランを申し込む必要があります。

さて「パソコン動画録画」という視点から、まずは動画録画機能のあるオンライン会議システムについてお勧めしたいツールをご紹介致しました。ここからは「パソコン動画録画」のもう一つの活用方法である、システムの操作を画面録画できるツールについて紹介していきます。

PCシステム操作の動画録画ツールでお勧めは何?

パソコンのシステム操作を画面録画するツールとして、まずはWindows に標準搭載されている
無償のツールをご紹介します。この様なツールがある事をご存知でしたか?

Xbox Game Bar (エックスボックスゲームバー)

Windows10/11に標準搭載されている画面録画機能です。元々その名前の通り、パソコンのゲーム中に動画とスクリーンショットを撮る事を目的としたツールでしたが、この機能をゲームだけに留めておく必要はありません。

使い方はとても簡単で「Win+G」で起動します。PC操作と音声、システム音声も記録する事ができます。ただしデスクトップでの操作を画面録画できるわけではなく、1つのアプリケーション内の操作のみキャプチャーされるものとなります。社内の情報共有に使えるか試してみましょう。

なお、筆者はこのWindows標準のツール以外の無償もしくは安価(数千円)なツールを調べてみました。結果、無償~比較的安価なツールは総じてXbox Game Barと同様に、ゲームをする人向けに作られたツールがとても多い事が分かりました。私はほとんどゲームはやらないのですが、それだけゲーム人口が多いという事なんですね。

よって、会社での業務活用という視点からみると、そもそもWindows の標準ツール以外の無償ソフトだとインストール許可自体が下りないかもしれません。無理してそれらを会社で使うなら、Xbox Game Barを使った方がセキュリティ面から言っても安全ではないかと感じました。

さて、そこでもう一つ検討対象となるのがプロ仕様の高機能動画編集ソフトです。プロ仕様で多くの企業で使われているツールでしたらセキュリティ機能もしっかりしていますし、PCの画面録画機能とその編集も勿論問題なく活用できます。

Premiere Pro

Adobe Incが提供するPremiere Proは、どんな動画のジャンルでもオールマイティに対応できる最も知られているツールです。Adobeの他のソフト、例えばPhotoshopやIllustrator、Audition、After Effectsとの相性も良く、一番最初にお勧めするポイントです。機能は一部制限されますが、下位版のPremiere Elementsもお勧めできるツールです。

Final Cut Pro

Premiere Proと並びプロが使う動画編集ソフトとして知られているツールです。ただMacのみでWindowsで使えなかったり、最近評価されていた機能が無くなるなどの指摘も見受けられます。

その為これからの導入であればPremiere Pro、もしくは下位版のPremiere Elementsを選択するのが賢明かも知れません。一説にはいまやプロの動画編集の90%がPremiere Proのユーザともいわれていますので間違いはないでしょう。

それほど優れて浸透している動画編集ソフトなのですが、果たしてこのツールの導入決定!でOKでしょうか? ちょっと待ってください。ツール導入の決定は、次を読んでからでも遅くありません。

基本的な問題 選択ツールと目的がフィットしてる?使いこなせる?

さて根本的な問題ですが、ツールの選択はまずあなたがどんな動画コンテンツをつくりたいか?そこを外さない事が、便利なツール選択成功の鍵となります。

例えば、同じ部署の数人に業務ツールの使い方を口答と動画でさっと伝えたいとしましょう。簡単なものだったら、前出のXbox Game Barで問題ないかもしれません。特にテロップも要らないし、短い動画だけ見たらテキストが無くても理解出来る様な内容だからです。

しかし、「より複雑な手順を確実に伝えたい」、「また社内だけでなく、社外にも動画を活用して自社のサービスやツールをアピールしていきたい」、そんなケースではPremiere Proの様なプロ仕様の動画編集ソフトを使わざるを得ません。

はい、ここで問題です。今のあなたに、このプロ仕様のツールをしっかりマスターし、十分な時間をかけてコンテンツを作る余裕がありますか? 

マニュアルを一旦作成すると、今度は更新していく作業が発生するのです。専門ツールですと操作が難しく、あなた以外に作成や更新が出来ないなんて事に。
使い続けられるツールかどうか? 実はここがとても重要なのです。

専任で動画作成をされているのであれば、あなたは既にプロ仕様のツールでせっせと編集を進めているでしょう。しかし、ここまで読んで頂けたという事は、まだ動画編集に着手していないか、プロ仕様のツールを使いながらもっと楽な方法がないか日々模索されているか、そのどちらかではないでしょうか? 

あなたが専任ではなく、他の業務を抱えていながら会社の為に動画の運用を根付かせたい、と思っていたり、社員みんなが動画によって情報共有の効率を改善させより元気のある会社にしていきたい、と思っていたりするならばお勧めのツールを試してみてください。

マニュアル作成ツールiTutor(アイチューター)だったら、あなたのお困り事を解決できるかも知れません。PC操作手順の動画マニュアル化だったら、凄いメリットがあります。

その解決策とは「1回操作するだけで吹き出しに文字が入った動画マニュアルが完成」してしまうことなのです。

iTutorはパソコンのシステム操作手順を1回行うだけで、自動で操作画面をキャプチャーし、動画を録画し、行った操作内容を決定したタイミングで自動で画面画像を取り込んでくれます。取り込まれた操作画像の上には、吹き出しが勝手に生成され、操作した内容も自動で文字に変換されます。後はボタン一つでMP4に出力されるので即動画マニュアルが完成します。

また操作中のカーソルは始点と終点を疑似的につないだきれいな直線で動き、後からスピードや位置を自由に変更できます。音声を後から追加録音する事は可能ですし、作成したテロップに音声合成機能を使い、ナレーション付きの動画に仕立てる事も簡単です。

更には動画だけでなくEcxel、Word、Power Point、PDFなど複数のドキュメントのフォーマットにもボタン一つで出力できます。社内でライセンスの使い回し(ライセンス=同時利用数)が出来るため、ドキュメントや動画を問わずマニュアル整備が期待できます。
トライアルは無償なので、お試しされてから導入するツールをお決めになる事をお勧めします。

まとめ

「その選択ちょっと待った!パソコン動画録画ツールの選び方と解決策」と題してご説明してまいりましたが如何でしたでしょうか?

動画録画は、誰に向けたものか、どんな内容にするか、と目的によってツールを選択する必要があります。今回のご案内が少しでも参考になりましたら幸いです。

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